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いやあもう沢渡佐由理にびっくりでした。『ほしのこえ』でもちょっと思ったけど、そんな女性描写の直球がこの現代において許されていいのか?というと、いいんですなぁ。これも「純愛」ブームのなせるわざでしょうか。ちょうど『ひぐらしのなく頃に』をやっ…
「失われた10年」とは、私の場合、当たり前の学生生活を指します。 普通の人なら当たり前に送っていたかもしれない学生生活。校庭、教室の匂い、夏の日の思い出、そういったものが欠如している人間にとって、新海誠の前作、2002年の『ほしのこえ』は鮮烈な作…
シャマラン監督の『サイン』を楽しんだ身としては今度の作品もそこそこのストライク。ネタはSFファンならすぐに解ると思うんですが(というか、もうそれしかないだろ!という伏線の張り具合)、調理の仕方が実に上手いので、気にはなりませんでした。何より…
6/26(土)に行われた東京・厚生年金会館の試写会で先に観てまいりました。 一言で言うと、近年まれに見るテンポの変な映画でした。もうそれを体験するだけで、この映画を観る価値があるでしょう。自分がいかにハリウッド・カーブに毒されているか解る一作で…
またまた夜の新宿。………男同士でオールナイト。世間のカップルが観る映画はどんなもんかいのぅ、と迷いつつ入ってみましたがやっぱりカップルだらけ。お前らギリシャ軍が皆殺しだ!キル! キル! 反省というか、そういう言葉があるとしたら使いたいのが「疲労…
世間では酷評らしいのですが、そんなテンションを上げて観に行かずとも結構面白かったのがショックでしたね。前半部のテンポの良さはいろんな監督に見習ってほしいと思いますし、総じてバランスがいい。 意外だったのが佐藤江梨子の白痴アイドルっぷり。いま…
『ヒューマン・キャッチャー』五つの約束! 一つ! 怪物の登場に、深い理由づけをしません! 二つ! バズーカやマシンガンなど、強い近代兵器は使用しません! 三つ! 主役は俺たちだ! 警察などは、呼びません! 四つ! 結局全員助かった、なんて事や夢オチ…
先行オールナイトの新宿。深夜0時。 大塚愛の『さくらんぼ』を聞いて思うことはただ一つ。カップルは皆殺しだ! この世など滅べ! キル! キル! そんな我々の心を満たすディザスター映画がちょっとSFちっくだというので悪友F以下男連中でぞろぞろ行ってきた…
あなたが行きつけのレストランに、いつものメニューを頼むとしよう。 『刑事コロンボ』をまねて、たとえばそれはチリであるかもしれない。 それが少し薄味だったらあなたはどうするか、どう考えるか? チリソースを頼みながら、コックがこの世の珍味………人生…
書くまでもない事ですが、『ゾンビ』(原題"Dawn of the Dead")のリメイク版。 『イノセンス』が作られれば『アップルシード』が急に作られたりする昨今、『テキサス・チェーンソー』に続いて………と疑いたくなってしまうのはB級ホラー物の性でしょうか。まさ…
ソースはこちら。 http://event.entertainment.msn.co.jp/eigacom/buzz/040506/07.htm いやあ、それはいくらなんでもないでしょ、という組み合わせだ。 『トゥルー・ロマンス』みたいに、タラ公が千葉真一の話を滔々としてソフィアがドン引き、みたいな展開…
ロフトプラスワンの3/17イベント『テキサス・チェーンソー』公開記念&『実録殺人映画大画報』発売記念「映画で語る実録殺人鬼たちの夕べ」で前売り券を買ったこの映画。実は興味半分くらいだったんです。 これが大当たりで。「『KILL BILL』は1観てなかった…
ここで私、『CASSHARN』(←スペルミス)とか書いていますけど、わざとです。ごめんなさい。 さてCASSHERN(キャシャーン)のヒット率がめちゃくちゃ高い(昨日なんかトップから来た人より多かったよ)のでそろそろあれやこれや書こうと思っていました。特に…
たとえば、道をゆくカップルを目にして、その両者とも自分と全く関係がない事を、不思議に思ったことはありませんか? 道を行くカップルがたまたま知り合いだった、なんて経験は三十数余年生きてきて一度もないんですが、自分と無関係な世界がすぐ近くで展開…
ゴールデンウィークということで、皆さんいかがお過ごしでしょうか。友達の本当に少ない私は渋谷に一人で映画を観に行ったりビリヤードをしたりして細々と過ごす毎日ですよ。今作の主人公、メイも友達いない人間でずっぽり感情移入して観ましたが、いやあB級…
『APPLESEED(アップルシード)』と『CASSHERN(キャシャーン)』、『イノセンス』はぜひこの機会に三本一緒に観ておくべき作品です。これで、アニメ/CG/SF邦画の現在が解ります。こんな機会は滅多にありませんし、後作の事も考えて劇場に足を運びましょう。…
荒木飛呂彦『スティール・ボール・ラン』と似た設定の『ヒダルゴ』という映画があるらしい、と聞いたのは数ヶ月前。邦題は『オーシャン・オブ・ファイヤー』となった訳ですが、内容的にはうーん………似ていなくもないような。 『ロード・オブ・ザ・リング』の…
結局、池袋13:50の回は行けず、新宿へ。 週末はラブい映画を観に行く、と言いふらしていましたが、もちろん『キル・ビル vol.2』の事です。 映画の趣味が変わったわけではないです。
映画の評価なんてものはテキトーで、毎回毎回、書くことが違う。 そんな私ですが、一つだけ決めていることがあるとすれば、自分はどうして映画を観るのだろう?と感じさせればOK、という事でしょうか。 『KILL BILL vol.2』はハッキリ言ってテンポが悪いんで…
明日が楽しみで夜も寝られない状態ですので、ちょっと書いておきます。キル・ビル。 なぜ、『KILL BILL』vol.2が楽しみなのか? それは町山智浩アメリカ日記の3/23分によります。 『キル・ビルVol.1』では『柳生一族の陰謀』から「仏と会うては仏を斬り」と…
わあ、酔っ払って失礼なこと書いていたらリファが。http://d.hatena.ne.jp/nagata/20040419#1082356351「美しくはなれない。」 http://d.hatena.ne.jp/nagata/ 本職の映画ライターの方から来るとは思いませんでした。 バカなことばかりですみません。 本当に…
さて今週の映画は紀里谷和明(きりやかずあき)監督『CASSHREN』(キャシャーン)(2004年・日本)です。 世界大戦は50年も続き、世界は大亜細亜連邦共和国とヨーロッパ連合という、ふたつの陣営に分かれ、大亜細亜連邦はユーラシア大陸を支配していた。 し…
ホラーの名作『ゾンビ』は単調なストーリーにヨーロッパ 映画の手法を用いて「悲しみ」を映画に与えようとした作品 です。ただし、素材のままでもアメリカ映画として立派に 成立したはずでした。あの映画は、まさにアメリカでしか撮 れない作品でしたから。 …
Radio CON$とのクロスポストです。 ずっと感想書かないでいましたけど、ラース・フォ ン・トリアー監督の最新作という事で封切日に観にいきまし たよ。場所は銀座でガラガラでしたけど、これから拡大ロー ドショーするので安心です。 柳下毅一郎が「人工的な…
『ペイチェック』感想。 Radio CON$とのクロスポストですが、はてなダイアリーである意味も含めてこうしました。すみません。 題名だけ聞くとメル・ギブソンあたりが出ていそうなアクション 映画のようですが、フィリップ・K・ディックの短編『報酬』が 原作…