いつも言っている事だけど、名古屋名物で食い物系って人に紹介して食べさせたりするとだいたい怒られるんですよね。少なくとも喜ばれたことは一回も無い。地元の人は食べる。この辺が名古屋人の自分大好き根性に繋がっているのかもしれませんが。
みそカツの味噌の味とか、あれ絶対に喜ばれる事ないですよね。最低のラインで、「味噌はいいけど、どうしてカツにかけるの？」とか、知るかボゲェー！と言いたくなる様な反応。
ういろう。一部の落語家のマクラとして定番のネタになりましたけど、まぁあれはあんまり名古屋人にも好かれていない気がします。相当マズイと思う「なごやん」（←これを好きな人も皆無）よりマシ、というぐらい。
味噌煮込みうどん。これが一番拒否反応多いですよね。私はもう二度と人に紹介しません。生煮えとか言われたくないもん。
矢場とん。これも絶対、肉が薄いとか言われる。だから知らないってそんな事。
きしめん。きしめんで凄く喜ぶ人を見られたら私も酒をやめてもいいかなって気がします。
昔、『ロード・オブ・ザ・リング』を観た感想が「『『ロード・オブ・ザ・リング』を観た、って感じですね」という人がいましたけど、あれを思い出すたびにきしめんの事も同時に思い出す。「超ひらた〜い」とか、ギャルに喜ばれたりはしないですよね少なくとも。
なんでこんなこと書いているかというと、学校行っていた頃、冬山で一緒に働いた大阪の女の子（話とか面白かったなぁ）が名古屋に行くから案内して！といういい感じのイベントがあったんですよね。その女の子、今から考えたら不思議なんだけど本当に一人で来て、私はユニクロ（当時は有名ではなかった！）のジージャンとか着て行きました。確かその時、ゲーセンのバイトを休んだような気がします。
その子が「どうしてもみそカツを食べたい」と言うので栄の地下の適当なお店（どこでもあるのに40分ぐらい探し回った事はこの際、割愛）に連れて行ったらその後、会話が途切れ途切れになり微妙な雰囲気になった、という事がありまして………。その後、そのまま大阪に帰っていったなぁ。
こういう細かい事はずーっとずーっと忘れずにいて、みそカツ食べるたびに思い出します。ちなみに私は常識人だから、やめた方がいいとは先に言いましたけどね。
名古屋名物はどんなんがありますか、と言って５番目以内に「あんかけスパ」と言う人は相当だと思います。
そのあんかけスパを今日、久しぶりに昼に食べました。やっぱり好き。基本的に辛いものが好きなんですね。
