ウミガメのスープ

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ある村で少女が言った。

「大変、みんな寝たままなの。」

確かに周囲の民家を調べてみると、村人全員まだ昼間だというのに寝ていた。

老若男女村人全員が寝ているのだ。不思議に思った私は少女に尋ねた。

「何でお嬢ちゃんは起きているの？」

少女は答えた

「だって私の髪は長いもの」

私はしばらく考えた、なるほど、そういうことだったのか。

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　これは以前紹介した「ウミガメのスープ」クイズの有名な一つ。
　「だって私の髪は長いもの」→「ショートヘア」→「消灯部屋」という話なんですが、こういうのをまとめた本をこないだアマゾンで買いました。

ポール・スローンのウミガメのスープ

　このゲームの基本は、問題を出された後にみんなで質問して、出題者が「はい」「いいえ」「関係ない」のどれかで答える、という所がミソ。この本はこういうクイズが81問掲載されていて、その「質問」もいくつか掲載されている。字にしてしまうと面白さが減じると思うんですが、この「質問」で何とかなっているという感じでしょうか。
　まだぱらぱらとしか観ていないんですが、面白かったのを一つ紹介。

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「階段を下りる男」
　男がビルの中の階段を下りていると、突如、妻が亡くなったことを理解した。
　どうやって？

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　ちなみに、前提条件が少ないこともこのテのクイズのミソなので、あんまりにもマジメに考える人にはオススメできません。