またまたI上さんち泊まり日記。来年には引っ越すらしいので、これで泊まるのも最後ですね(いや、わかんないか?)。
で、何でバイオやったかというと、Iさんが『ドーン・オブ・ザ・デッド』(念の為書いておくと、ザック・スナイダーのリメイク版ですよ)のDVDをさっそく買ってきたので観ようということになりまして。
本編にツッコミを入れながら上映。いやあ、土曜の夜にこうビールを飲みながらB級ホラーを観るなんて最高ですな。しかもスナック菓子を食べつつ。この瞬間が永遠に続かないかな、むしろ植物人間にこのままなりたい。税金払わなくていいし。
そんな話じゃなかった(植物人間でも税金は払わなきゃいかんだろう)。
このDVDは二枚組みで、映像特典がなかなかいいんですよ。
まずはお約束のロスト・フッテージ。監督のオーディオ・コメンタリー入りなんですが、「何でそこカットするんだよ!」みたいなツッコミどころ満載です。結局、ザック・スナイダーってあくまでPV撮っている感覚なんですよね。物語上のムダを高校生並みの感覚でカットする。だから物語の厚みが出ないというわけで、参考になりますね。
井上主朗さんが指摘していたショッピングモールの中のバリケードがあっという間に出来上がる、というシーンですが、実はバリケードを一生懸命作るシーンを撮っていたようです。
あとサラ・ポーリーとあの男の関係を示すシーンとかも………。
「番組の途中ですが緊急特別番組をお送りします」がすごかった。ゾンビ映画定番の臨時ニュース画面をこの映画はちゃんと別撮りしているんですね。他の映画でもそうしているとは思いますが、時々お遊びを交えつつマジメに撮ってあるので可笑しくて。もちろんトム・サヴィーニが出ている例のシーンもじっくり観られます。特にアナウンサー役のやせてるホーク(プロレスラー)みたいな人がかなりツボです。疲労の色が濃くなってきたときの大根っぷりが可笑しすぎる。
そのあとの「アンディ銃器店から発見されたテープ」もいい。道上のゾンビを遊びでスナイプしていたナイスガイ、アンディの篭城の様子をドキュメンタリータッチに撮ったドラマ。なかなかぐっとくるものがあります。
という訳で、映画自体はちょっとなぁと思われつつも映像特典でチャラにできちゃうお買い得DVDであります。私も買おうかなぁ。