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東京国際ファンタスティック映画祭まんがまつり外伝

cry_condor2004-10-17


 「東京国際ファンタスティック映画祭」でさぞかしリファがあると思ったら、ほとんどなかった。あの最速レポと思って会場で必死になって携帯を打っていた自分はどうなんでしょうね。

 さて最終日。オールナイトだっていうのにだらだらして寝たのが午前7時。ヤバイ! 6時間しか寝られないじゃん!なんてことは全く思わず、某日曜放映アニメの録画を見ながら朝飯を食って2時11分に家を出ても待ち合わせの時間には間に合うんだもんなぁ。すごすぎます、高田馬場

 2時30分に約束どおり西武新宿の駅に着くと、めじろさん登場。すごくお久しぶりであります! 秋葉原食玩OFF以来かもしれませんね。
 電話は頂いておりましたが、某氏とみーやさんはお約束の展開で遅れてこられて………まあもう伝統芸能、歌舞伎の領域です。
 今日の写真はそんな師匠と怖いパンダのツーショット。
 並ぼうとしたら………いや、これどっかである皆さんばっかりのような。私でさえそうなんですから特撮ヲタの大先輩、某氏にとってはますますどっかで見た顔ばっかりで、中でも(以下略)。いや、伝説は現存した、という事でしょうか。
 本日の「東京国際ファンタスティック映画祭まんがまつり外伝」はちょうど話題騒然『Zガンダム 星を継ぐもの』の後の上映だったんですね。それで入り口で待っていたらまあ出てくるわ出てくるわ濃いガンヲタばかりが。某氏が面白がって携帯で写真撮っていましたけど、ホント20年ぐらい前(ファーストの劇場版)もかくやというぐらい人が入っていたんですよ。何せ、前日のオールナイト入場時間(午後10時ぐらい)から並んでいたんですから。
 そんな風に面白がっていたらジョジョoffというかそれ以外でもしょっちゅうツルんでいる、妻帯者ヲタの鏡というべき、まなぶーさんがいるではありませんか!
 聞くとまなぶーさん、しっかり高倍率の劇場版『Zガンダム』の前売り券をゲットしてきたとか。いやあまなぶーさんの本気具合に比べた自分というのが恥ずかしくなってしまいましたね。ここでヲタだヲタだとか言っておいて実際の凄さは何にもない。
 この方に比べたら私なんて口先だけだなーと。興奮して話しかけたら「いや、仕事中にちょっとね、たまたま買えまして………」とかおっしゃっていて、くぅーシブイ! 私も言ってみたい。

 この日、残念なことにわれらがハザマさんが体調を崩してしまい参加できなかったんですが、その分余っている席をまなぶーさんが買われるという万事解決パターンで何よりです(ありがとうございます!)。
 そんなテンションの高い中、会場に入ると渡されたおみやげは『ガンマー第三号』スライムと………スパイダーマンの帽子!
 東映まんがまつりに行った方はご想像つくと思いますが、紙製のあの帽子みたいなの、ありますよね。あれのスパイダーマン当日バージョンがおみやげだったんですよ。当時、中学生ぐらいになるともらえなかったわけですが、この粋な計らいにファン大興奮のまま『ガンマー第3号宇宙大作戦』の上映へ。
 おっと、書き忘れる所でしたが庵野秀明監督とシンジ君こと樋口真嗣監督も舞台に登場して、思いのたけを語って下さいましたよ。
 『ガンマー第3号宇宙大作戦』は噂には聞いていましたがいやー、これ結構SFしているんですよね。庵野監督のおっしゃるとおりで。SFの脅威ってってどうでもいいことに複雑な問題解決策を検討する、という所にあると思うんですが、これはそのあたりがちゃんとしていて、間違いなくSF大作でしょう。
 『妖星ゴラス』といっしょにQTQ師匠の家でビール飲みながら観たい映画ですね。あの封印作品と一緒に上映会しましょうよ!>某氏

 そんな興奮もそのままに舞台で解説をしていると………おや? 鉄十字団の乱入が! そうです、この日は特別にジャパン・アクション・エンタープライズの協力で「スパイダーマンショー」が舞台で行われたんですねぇ。
 これがまた本格的で大きなお友達みんなで大喝采スパイダーマンが見栄をきったらもう大拍手、さらにすごいのはレオパルドンもスクリーンに登場するという念の入った演出にマニアも大満足。私も興奮して拍手しました。いやあ先ほども書きましたが、もはや歌舞伎の領域ですね。
 そこから劇場版スパイダーマンの上映なんですが、その前のティーチ・インではジャパン・アクション・エンタープライズ代表取締役 金田 治氏が登場! 「ロボット刑事K」とかの人ですよ!(今日初めて知ったんですが、初代仮面ライダー一号の中の人はこの方です!) みーやさん大興奮。お前いったいいくつだよ!
 『スパイダーマン』撮影当時の苦労話を司会に促されてぽつぽつと話していたんですが、中でも感動的だったのは二点。
 当時はモニター(撮影中に画面を見る小モニターもなかったのだ!)もなく、特撮をやるお金もない。そこで、スパイダーマンのあのシーンは吊っているロープが映らないようなカメラアングルを工夫して撮ったそうです。
 これは庵野秀明監督もおっしゃっていたことですが、ロケでやろうとしても「ああもうここはCGで」となってできない撮影なんですね。
 上映されたのを観てもどう考えてもロープが映るアングルで映らない。これはもうすごいです。
 そしてもう一点感動したのは、当時の撮影ではスパイダーマンがロープに吊られているところを誰にも見せなかったそうです。
 当時はもちろんそのへんの公園で撮っている訳ですが、スパイダーマンがロープで吊られているのを観ると子供の夢が壊れるから絶対に見せるな、というプロデューサーの指示があってみんなちゃんと守って(ココが重要)撮ったそうです。
 どうですか、このエンターテイメント精神。
 そんな話を聞いて劇場版『スパイダーマン』の上映です。
  これまた粋な計らいによりまんがまつりの色々な予告編が流れまして。『スパイダーマン』は当然の事ながら『キャプテンハーロック』『キャンディキャンディ』『長靴を履いた猫』などをの予告編も上映。『長靴を履いた猫』なんてもっとショボイのかと思ったらむちゃくちゃちゃんとしていてびっくりしました。「当劇場で前売券発売中」「文部省選定」などの画面もしっかり流すほどで会場はそのたびにどよめきが。
 上映中は笑いあり拍手ありの大盛り上がり。DVDは来春発売予定だそうですが、ちょっと気になったのは小さいお子さんを連れて来られていた方が。
 いやあ、ちゃんと話してあげないと、絶対クラスで話があわないと思いますよ。秒殺無敵ロボがでてきたスパイダーマンなんて話をクラスでした日にゃ………。
 とにかくホント楽しい一日でした。こういうの、浅草じゃあどうか解りませんけど、たまにやったほうがいいんじゃあないでしょうかね?