「ぴぇんろー鍋をつくるのをてつだってください」
「了解」
「ではまず白菜を切ってください」
「こう？」
「包丁をもっとねかす」
「こうやって？」
「そぎ切りといいます」
「どうしてこうするんですか」
「表面がおおきいので味がしみます」
「なるほど」
「しろいところとあおいところを切りわけます」
「別なボールに入れるんですね、わかります」
「あおいところはてきとうにぶつ切りでいいです」
「切りました」
「見せてください」
「どうですか」
「………一口に入る大きさで切ってください」
「はい」
「次にとりにくを切ってください」
「一口大ですね」
「そうです」
「切りました」
「見せてください」
「どうですか」
「流しに水をちらかさないでください」
「………」
「おわったらこう、ふいてください」
「いいとこなしでしたね」
「やればそのうちできます」
「大きさは」
「一口ではないです」
「私の一口です」
「私の一口ではありません」
一部脚色。
料理とか、本当にダメなんだなぁ、と思い知った自分。
