Radio CON$

CON$のブログ。アニメとかホラーとかレトロゲームとか好き。

昨日

 昨日、雲魂あとの旅行記録、続き。
 さて今回のハイライトである境港遊覧船事件について書いておく。ひとえに今後の自分に対する戒めとする為。


 境港から11/24までの期間限定で「中海遊覧船」というものが出ているのをチラシで知って、これはぜひ乗ってみなくてはと計画。水木しげる記念館を早めに切り上げてしまったのもこの船の最終出発時間、15時20分に間に合わせるためである。
 往復の切符を船員に渡して乗船。中は座敷になっていて、なるほど遊覧船だなという感じ。外を眺めていよいよ出港、という時に先ほど往復の券を売った女性が私の所にやってきてこう言った。


「あの、この時間、実は片道なんです」


 ………もう出港するという時に言われ、少し考えた。この遊覧船は松江まで行く。帰ってくるにはJRだ。バスは夜の20時15分に米子駅前から出る。松江から米子までは30分ぐらいか。ならいいかと片道の金額を払い戻してもらう。
 しかしそこで境港のロッカーに荷物を預けてあることを思い出す。
 ここで「荷物を取りに行くのでちょっと出港を待ってください」と言えばいいだけの話だったのだが、気が弱くて言えなかった。それに、繰り返しになるが夜の8時15分に米子駅前にいればいい訳で、まぁ大丈夫だとも思った。


 内海を松江まで行くのに一時間。
 はっきり言ってこの間は最高だった。やや寒いかもしれないが自分にとっては問題ない範囲。風に吹かれて後部甲板に立ち風景を眺める。松島の遊覧船も良かったがこれもまたいい。GPS写真を何枚も撮る。
 松江の第二船着場から幸い、松江駅までは徒歩5分もかからない。そこからJRに乗って米子まで行くと17時30分頃には着いた。
 しかしこれからが山陰の怖いところ。当り前の話だが、乗り換えに時間がかかる。冷静に考えれば一時間に2本ぐらいしか電車が来ない、いや2本も来ればマシという所なのだからあたり前だ。
 18時06分米子発境線に乗る。前日、後藤に行くためにも乗ったので、また乗る事になろうとは思ってもいなかった。
 終点は境港だから乗り過ごすこともなかろうと途中で寝て、ものの見事に終点で親切な乗客の方に起こされる。
 この時、起こされて無かったらかなりひどい事になっていのは間違いない。
 電車か境港駅に着いたのがもう18時50分頃。これで境港発の米子行きが19時30分頃の発車だったら20時15分の帰りのバスには間に合わず、下手すれば野宿決定である。
 幸か不幸か、19時04分の便があり、駅前のロッカーから荷物を回収し(駅の施設の中で、ここが閉まっていたらどうしようと一瞬思ったが)とって引き返して乗った。境港に今度は5分しかいなかった。この5分の為に境線の終点まで来たのだった。


 帰りは寝る事もなく米子に到着し………時計を見ると19時48分頃。もう帰りのバスが出る前。
 15時20分の遊覧船に乗った時に余裕で間に合うだろうなどという事は遠い昔の事のように思える。


 無事、バスには乗れたわけだが山陰の移動は時間に余裕をもった方がいい。そして境線は前の車両からしか降りられないので(ボタンを押しても開かない)下手をすると乗り過ごすので注意。今回は乗り過ごしている人を実際に見たので何とかなった。
 ただ、来年また雲魂に来るとは思うが、その時はやっぱり境港に寄ると思う。いや、途中の駅にわざと降りてみるとかそういう冒険も楽しいと思う。遊覧船にももう一回乗ってもいい。来年が待ち遠しい。